日本のイタリアン
パスタ、ピザ、リゾットなどイタリア料理は多くの人が一度は食べたことがある料理だと思います。今でこそ手軽に食べられるイタリア料理ですが、少し前まではまだ日本の食卓に並ぶことも少なかったようです。私の父が若い頃はイタリアンといえば、いわゆるナポリタンのことを指していて、喫茶店で出されるようなマイナーな料理だったようです。それがバブル頃にあったイタメシブームによってメジャーになり、現在のように各家庭の食卓にまで並ぶようになったそうです。
当時、特に人気があったのがティラミスで、これが女性に爆発的な人気を博したようで、それに続き、デリバリーピザの人気もあり、家庭に並ぶ料理として広まったそうです。今ではファミリーレストランでも必ずメニューに並ぶまでになっていますから、当時の人気は相当なものだったのでしょう。もともと日本の食文化の根底にあるのは、ダシを取ることだったようですが、これが非常に手間のかかる作業の1つで家庭料理でも必須なものでした。イタリアンが広まったのもそういった日本の食文化が背景にあったかもしれません。
バブル頃といえば、女性の社会進出が盛んになった時期でもあり、専業主婦が減り、共働きの家庭も増えている状態ですから、そういった女性達にとって、料理をより手軽に作る上でもイタリアンはかかせない存在だったのではないでしょうか。例えば、日本の料理といえば、焼き魚や煮物などが多いですが、こういったものは作る手間もかかりますし、温めなおすのも当時としては難しかったようです。しかし、ピザやパスタであれば、冷凍のものを温めたり、茹でたりすれば完成なので、非常に好まれたそうです。
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